P+D BOOKS アニの夢 私のイノチ
中上健次の盟友が模索し続けた文学の可能性。
「それにしても、言い争いばかりしてきたような気もする。
そして、私にとって、はじめて出会った時に思い決めた‘中上健次’への徹底的大反論はまだ、これから先のことだったのだ。
(中略)いずれにせよ、私の‘中上健次’という名の目標は、今更、なにが起ころうと変えようがない。
中上さんも、それは承知のうえだ、と私は信じている」<「‘中上健次’という存在」より> アイヌ、プルトン、マオリの言語と文学――急逝した中上健次を読み直し、新しい世紀に向けて文学の可能性を探ったエッセイ集であり、中上とデビュー以来盟友として深く関わった津島佑子の1990年代の文学的軌跡でもある。
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