老いて、若返る?人生、90歳からが面白い?
ふたりで191歳の、ポジティブシンキング。
明治44年(1911)山口生まれの日野原重明は、京都帝国大学医学部を卒業、昭和16年より昭和52年まで聖路加国際病院に勤務。
昭和55年同病院理事に。
平成4年から平成8年まで同病院院長。
平成13年に出した『生きかた上手』がベストセラーほか、数々の出版物を手がける。
また『葉っぱのフレディ』を音楽劇に脚色するなど、多彩に活躍を続ける。
現在99歳。
一方、大正7年(1918)東京生まれの堀文子は、女子美術専門学校(現・女子美術大学)師範科日本画部卒業、戦後焼け野原だった青山にアトリエを構え、創作活動をしながら世界を放浪。
大磯に移住後、軽井沢にもアトリエを持ち、自然や生命への神秘を作品にする。
70歳でイタリアのトスカーナへ移住、その後もアマゾンやペルー、ヒマラヤなど、取材旅行を続け新しい作品を創作している。
現在92歳。
このふたりが「芸術」、「人との関わり」、「命の尊さ」などを語る対談の中に、それぞれが日頃思っている「心の声」を挿入しながら構成する。
口絵には堀の50年前の作品から最新作まで約10点を入れる(2011年4月発表作品)。
※この作品は一部カラーです。
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