俺、ツインテールになります。
ツインテールを愛するすべての者たちよ――。
敵の本拠地へと突入したツインテイルズ。
しかし全てのエレメリアンを統べる者・首領との死闘の果てに、テイルレッドは敗北した。
そして今度は逆に首領が、総二たちの世界への総攻撃を宣言する。
首領を倒すためには、自分自身のツインテールを犠牲にするしかない――総二は悲壮な決意を胸にする。
愛香は、トゥアールは、慧理那は、イースナは……大好きな彼に寄り添い、最後まで一緒に戦うことを誓う。
そんな彼らの絆を嘲笑うかのように、かつてない数のエレメリアンが世界中を一斉に襲撃。
テイルレッドは首領の策略により、全世界に正体が男であることを曝かれてしまった。
この世界は、テイルレッドの存在がきっかけでツインテールへの愛が育まれた。
その幻想が崩壊した以上、人々はツインテールに絶望する。
果たして総二は、自分が守ってきたものが消えゆく悲しみに襲われながら、なお戦うことができるのか。
世界の、宇宙のツインテールの行く末は……。
その少年は、ツインテールが好きだった。
ツインテールを守り続けた。
そして……。
ツインテールを愛する全ての者たちよ、今こそ見届けよ。
観束総二、テイルレッド。
最後の――テイルオン!!※「ガ報」付き!※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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