「もう濡れてるよ。<br />焦らすなんて、意地悪な先生だね」父の進める縁談を嫌って家を飛び出した侯爵令嬢モニカは、王太子レイモンドに寝室作法を教える教師と間違われ王宮に招かれてしまう。<br />天使のように麗しい王子に手ほどきするどころか翻弄され、無垢な身体に淫らな悦びを教え込まれる彼女。<br />ことあるごとに彼女へ甘い言葉をささやく王子の態度は、ただの教師に対するものと思えないほど熱すぎて―。<br />