密通不義 江戸犯姦録
主人の仇討ちという理由があるにせよ、男はもう九年もご新造さんと二人きりで旅をしていた。
「もう辛抱できん。
一度やらせてくれ」男は今宵こそはと布団に潜り込んだが、女の拒絶にあってそのまま出奔。
ところが彼は意外なところで仇を目撃し、腰を抜かした…。
(「張りつめた糸」より)江戸の町にうごめく男女の色と欲を余すところなく描いた、著者ならではの異色時代小説!犯し犯され、共に地獄に落ちていく男女の業が浮き彫りにされていきます。
一話完結の全七話。
更新中です。しばらくお待ちください。