毒姫?孤独な姫は助けた王子殿下の寵愛から逃れたい?
王子との婚約が破談になり、さらに家から追いだされてしまった伯爵令嬢リュンヌ。
それ以来心を閉ざし、辺境の地にある塔に籠って得意の『薬の調合』をして過ごしている。
そんな彼女のことを人は毒姫、などと呼ぶ。
そんなある日、塔を訪ねてくる青年があった。
ソルと名乗った彼はあっという間に孤独だったリュンヌの日常に入り込み、心を少しずつ解していく。
挙句にリュンヌのことを好きだと告げるが、ひょんなことからソルの正体が、王子アルフレートだと判明する。
騙されたのだと傷つくリュンヌだが、王子はそれ以降も塔へ通ってくる。
「きみは私にとって命の恩人で……それからずっと私にとってきみは特別なひとだよ」そう囁く王子に惹かれつつも、過去やしがらみを思い惑うリュンヌだが――。
更新中です。しばらくお待ちください。