豊満な乳房、なめらかな雪肌、吸い込まれそうな瞳……。<br />絶望の淵で永遠に責められる静子夫人の肉体は、気持ちとは裏腹に妖艶さが増すばかり。<br />生き抜くために静子は積極的に快楽を求め始めるが、サドの医師によって人工授精を施される。<br />それは新たな悪魔の計画の幕開けだった。<br />戦後日本最大の問題作が、執筆から三十年の時を経て、ついに完結!