僕のハッピー・デイズ
退屈は、いたるところにあって、僕らをとり囲んでいる。
ベッドのシーツの間に、錆が浮きはじめたオートバイのホイールに、友達の微笑みの陰に、たとえば愛とセックスの間にも。
赤ん坊だって必死に退屈と闘っているのだ。
退屈と闘うことが、おそらく僕らの人生における最大の、そしてたったひとつの仕事だと思う。
そこで、ブルース。
ブルースを聞いてみる。
このポジティヴで生命力に溢れた音楽こそ、退屈から僕らを救う最良の方法なのだ――。
眩しいジャマイカの通りで、深夜のスタジオで、そして風を切るオートバイのシートで、著者が感じたままに綴るブルース・フィーリング満載の煌くエッセイ集。
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