生い立ちも性格も体つきも対照的な女学校の同級生、佐倉玖美と沢井窓子。<br />花嫁に憧れる二人はやがてそれぞれにファッション業界へ身を投じ、戦中から戦後の高度成長期にかけて、この国にブライダルビジネスを根付かせる――。<br />女性の社会進出がまだ珍しい時代、彼女たちはいかに偏見や因習を乗り越えたのか。<br />紆余曲折の足跡を鮮やかに描く感動作!