著者は庭に訪れる雨と風と太陽が行う不思議に心を奪われています。<br />彼の庭は猫額大、広くはありません。<br />しかし70代にして思い立ち、雨、風、太陽たちと不思議の世界に遊ぶために庭を鍬で耕して種を蒔いたりし始めたのです。<br />それが高じて今はダダダダとやかましい音を立てる耕耘機まで買ってきて農耕活動に精を出しているのです。<br />滋味とユーモア溢れるエッセイ。<br />