日々の暮らしの中で「生」の現実とのかかわりを通じて、人間存在の内奥を探り、ただ純粋に考えてきた言葉で綴られた、ライフワーク長編エッセイ。<br />本書のタイトルにある『「生」の日ばかり』とは、「生」の器を傾けて、日に一滴、二滴の、生の雫を汲むことからつけたもの。<br />日々の探求を綴ったノートのタイトルでもある。<br />2010年10月31日から2013年2月15日の絶筆までを収録。<br />巻末に富岡幸一郎氏による解説を付す。<br />