中原の小国・永依は、滅亡の危機を迎えていた。<br />少女ラタは、父親の死後、クシカ将軍の養子となり、12歳で迎えた初陣で「破壊神」の名にふさわしい戦いぶりを示す。<br />N県稗南郡稗南町には由宇という少女がいた。<br />15歳の誕生日の前日、大好きな父親が「らた」「えっくすぜろわん」と言い残して急死すると、黒づくめの男たちが稗南町を急襲した。<br />なぜ襲われたのか? 父の死との関係は? 由宇の命は?