作家になりたくて、でも、甘ったれの幸せな「夢見る夢子さん」のままじゃ作家には絶対なれないと思っていた10代。<br />自分で自分の背中を蹴っ飛ばし、外の世界に触れ、文化人類学の道を志した20代。<br />そして、その先に待ち受けていた「作家として生きつづける」という新たな登り坂……。<br />壮大な物語世界を生んだ作家の道程が問いかける、「読むこと」「書くこと」「生きること」とは。<br />