随想集 光と翳の領域
詩、絵、音楽を愛し、そして自然の中に思索を求めてやまぬ著者が、自らの手で、愛着深い作品のみを選びあげた珠玉の随想集。
冒頭の「牧歌」と最後の「霙の降る林」の間には30年の歳月が流れている。
〇北杜夫 過去、早春の林や秋山の路傍で、私は自分にとってかりそめならぬ書物の何頁ずつかを、繰返し読んだものだ。
串田さんのこの本は、久しぶりにそうした誘惑を私の心にひき起す。
透徹した眼差、しんとしてまたふくよかな抒情。
ここには稀な詩人と思索人とのまじわりがある。
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