文豪・夏目漱石に挑む愛すべき猫たちの本。<br />この10余年に20匹近い猫たちと暮らし、いつか『吾輩は猫でもある』と題した作品を書こうと夢みている著者が、あるときは猫となり、ときには人間となって綴る、哀歓あふれる猫ばなしの数々。<br />動物たちの持つ自然や、野性の持つ健全さを失った人間たちへの贈り物。<br />