季節の移ろいとともに、大地の色やにおいが変化するように、いつの日も心のままに生きてきた。<br />……瀬戸内海の光を抱いて過ごした幼い日から今日まで、さまざまな出会いと別れを繰り返した自らの生を、四季の情景に重ねてたどる自伝的エッセイ集。<br />性愛文学の極限を求めつづける著者の愛と生の原点が、ここにある。<br />