変わらない食卓の風景。<br />変化する昭和の街角。<br />人生の達人が綴る、豊かなる暮しの情景。<br />作家として多忙な日々を送る著者が、毎日、楽しみにしていたわが家の夕めし。<br />子供の頃から好きな冷奴に、ついつい食べ過ぎるとろろ飯……。<br />自作が、テレビドラマになったときの感想のほか、瀬戸内寂聴さんに「マジメ人間にして、大淫乱」と評された話など、暮しの達人が多彩な面を垣間見せる、随筆51編を収録。<br />