七分の慕情に、三分のエロス――若い男に想いをよせた年上の「女心」の闇へ、醒めた眼は、鋭い省察の光をあてる。<br />したたかに生きる女の日々の生活から、青年のフィーリングをつかみとり、女の嗅覚で、その実像と虚像を選び分ける。<br />歌や旅に走る生活と趣味の論理にも、深く透徹した眼をとどかせる、異色のエッセイ。<br />優しい女心の軌跡をさぐる。<br />青年に思いをよせたとき、ドラマは始まる。<br />それだけで胸はときめく!