心の原風景を探す旅。<br />それは単なる回顧ではない。<br />明日をより良く生きるための、不可欠の作業なのだ。<br />仰ぎ見る空、ぽっかりとあいた心に吸いこまれていく音……。<br />当代随一のノンフィクション作家と画家が、それぞれの記憶の深層を掘り起こし、「私という現象」の核心、自己形成の決定的な瞬間に迫る。<br />刺戟的で稀有なコラボレーション。<br />人はみな持っている、「失われた風景」を――。<br />