スクリーンに男と女がめぐり合い、時が流れる。<br />あふれる生活感と隙のない脚本、心打つ見事な演出。<br />さまざまな感懐を胸に、銀座に酒飯して帰る……。<br />どのような映画でも、楽しむ術を知っていた池波正太郎が、息づまる執筆の間に堪能した映画と、面白い身近の出来事をつづった、興趣尽きない好読物。<br />全1巻。<br />