「ロシアとロシア人は退屈しない」――そう断言する著者は、同時通訳という仕事柄、彼の地を数限りなく訪れている。<br />そして、知れば知るほど謎が深まるこの国は、書かずにはいられないほどの魅力に満ちあふれている。<br />激動に揺れながら、過激さとズボラさ、天使と悪魔が、ともに棲む国を、鋭い筆致で暴き出す。<br />ロシアの魅力と落とし穴がわかる。<br />愛と笑いで本質を抉った、爆笑痛快エッセイ。<br />