人と人との出会いを語り、これほど劇的で、興趣の尽きぬものがあろうか。<br />流れゆく時のなかで、一瞬一瞬におのれのすべてを賭け、強靱鮮烈の世界を築き上げてきた鬼才が、「日本の顔」と会い、撮り、論じた古典的名著。<br />これは、巨匠の入魂の写真集、独白の書であり、また登場人物を通しての、近代日本の歴史でもある。<br />