愛の名残りをいとおしむ女たちの多彩な朝。<br />一人で生きていても、恋愛の似合う女がいる――「君は、いつでも一人で生きている女だよ」そんな女、いるはずないと、心では思う。<br />でも、一人で起きる朝も悪くないと思えてきた……。<br />芸能界に生きる女と、プロスポーツに力を注ぐ男との、ふとした出会い。<br />あわただしく逢って別れる、現代の男女の恋愛を、乾いたさりげない優しさで描く、著者初の恋愛小説集。<br />