苦労(ピンチ)のあとこそ、チャンスだ!家族と、仲間と、野球が好きだから――。合言葉は、「だいじょうぶ! どんまい(Don’t Mind!)!」草野球に、人生の縮図あり!白球と汗と涙の長編小説。「わたし、水原勇気になりたかったの」――離婚後のリスタートで、娘の香織を連れて草野球を始めたアラフォーの洋子だが、やはり現実は厳しい。迎えるチームの面々も、介護や子育てに悩み、リストラに怯え、いじめに傷ついて……。でも、合言葉は「どんまい!」。野球愛と人生への熱いエールに満ちた長編小説。【ちぐさ台カープ。それぞれの人生。】洋子(怒れる補欠)……離婚して、娘の香織とともに人生リスタート。香織(背番号1のマボロシのエース?)……母の思いを背負ってマウンドに立つ中2の少女。カントク(謎多き老人)……ちぐさ台カープの創立者ヨシヒコ(3番・ピッチャー)……地元不動産屋のボンボン。野球はうまいが性格に難あり。将大(4番・キャッチャー)……プロで大活躍する天才投手の元・女房役。田村(5番・サード)……………故郷に要介護の親を抱える悩み多きキャプテン。沢松(6番・ショート)…………中2にしてすでに職人気質。彼が無口になった理由は?ウズマキ(9番・セカンド)……かつての送りバントの達人。いまはフルスイング命の三振王。