論語をダシに奇人変人作家仲間を独特の文章でつづる名随筆――二千数百年前の中国の古典『論語』。<br />余りにも有名であるけれど、きちんと読んだ人は、どのくらいいるだろう。<br />ならば、孔子にならい、我流の読み方をしてみようと、阿川弘之が、悪友・遠藤周作、三浦朱門、吉行淳之介、北杜夫らとの珍談奇行の交友録をまじえて、世相風俗万般をにがりのきいた独特のユーモアでつづった快エッセイ。<br />論語を知らない人も、ちょっと論語を楽しめる1冊。<br />