ミーハーと呼ばれ、蔑すまれ差別を受けてきた立場のない人々に、措しみない愛情とその生涯を捧げた男がいた。<br />彼こそ野田秀樹。<br />生年月日不詳、性別不明、享年69歳。<br />日本演劇界の重鎮として君臨し続け、惜しまれつつ憎まれつつ、他界。<br />彼はつねにこう言っていた。<br />「ミーハーに学ばねば世界は滅びる」と……。<br /> 一読三嘆、奇想天外のおもしろ本。<br />劇団「夢の遊眠社」を率いて人気絶大、日本演劇界の重鎮、言葉の魔術師が贈る傑作エッセイ!