無用の良心は捨てた。<br />商社、メガバンク……不良債権に群がる男たちの野望が交錯する、迫真の経済小説。<br />会社が崩壊する時! ――高い技術の蓄積とブランド力を持ちながら、経営能力のない二代目が跡を継いでしまい、破綻状態にある老舗製菓会社。<br />腐臭を放つ標的を安く買い叩き、上場益を稼ぎ出せ! そんな自分を、世間は破産仕掛け人と呼ぶ。<br />不良債権ビジネスに群がる、商社やメガバンクの暗闘を描いた迫真の経済小説。<br />