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大事なものから捨てなさい メイコ流 笑って死ぬための33のヒント

榎本健一がくれたキューピー人形や、高倉健と江利チエミの結婚式の写真、さらには東郷青児が描いてくれた似顔絵まで……。
女優の中村メイコさんの家には、数々の「宝物」があった。
しかし79歳の時、決断した。
大切なモノを捨てよう──。
過去にとらわれる気持ちを断ち切らないかぎり、人生の最後を軽やかに生きることはできない。
まず宝物を手放したメイコさんは、洋服や食器も次々に捨てはじめ、最終的にトラック7台分のモノを手放した。
モノを捨てるのは、誰だって寂しい。
思い出が詰まった宝物ならなおさらだ。
「断捨離」が世間でどれだけ流行っていたとしても、気が進まない人も多いはずだ。
メイコさんがたどり着いた結論は、「モノにはお別れ時」があるというもの。
悲しいけれど、どんなモノでも天国に持っていくことはできない。
だから、「仕方ないわね」と受け入れて、さよならをする。
’19年には骨折と入院を経験し、コロナ禍で女優業も思い通りにならない。
そんななかでも明るく生きる喜劇役者が語る「生きるヒント」




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