どこか或る家 高橋たか子自選エッセイ集
すべて素顔の私。
私らしい文章40篇を厳選――小説の中に表われる作家の分身……。
自身そのように小説を書いてきたけれど、それは、<私>という人間そのものでは、決してない。
おさない頃の京都の記憶、日々の生活を楽しんだ鎌倉、親しい友との旅、出会い、そしてパリでの霊的体験……。
書きつづってきた文章の中から、40篇を選び出してみた、ほんとうの<私>をわかっていただくために。
◎高橋たか子「今、人生の最終段階にいる私は、私という者が大体どういう者であったかを、すくなくとも、すでに書いたエッセイをざっと並べる形において、わかっていただきたい、と思う。
大体、と書いたが、全体は神のみぞ知る。
<「著者から読者へ」より>
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