「要するに私は、人生を変えたかったのだ」。<br />日本文化を紹介する教師交換プログラムの教育実習生としてアメリカに渡ったミス・キョウコ。<br />赴任先には、3歳から14歳まで150人のコドモたちが待っていた。<br />折り紙で手裏剣を作り、俳句やヒロシマを紹介しながら彼らと過ごした一年間が、彼女の運命を開いていく――。<br />『FUTON』『イトウの恋』の注目作家がユーモアたっぷりに綴る、「作家以前」の日々。<br />