記憶の森を育てる 意識と人工知能
人類は、終わるのだろうか。
知能指数40000の人工知能を前にして。
答えは簡単ではないけれど、さあ、わたしたちは歩こう。
話そう。
そして森を育てよう。
すべての記憶を土として。
その上で踊る、泥だらけの生命として。
『脳と仮想』から10年。
意識とはなにかを考え続ける脳科学者、最新の論考。
著者は、原始生命におけるおぼろげな意識の萌芽から、言語を有する人間の高度な意識状態にいたるまで、その発達を緻密に考察していきます。
近い将来まちがいなく、あらゆることが人工知能にアシストされた、未曾有の文明社会が出現するでしょう。
そのときわたしたちは、どのように自らの知性を磨いてゆけばいいのでしょうか。
そのヒントは、記憶と意識の根源的な問題を扱ったこの本の中に、あちこち、キラリと光を放っています。
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