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社長室の冬(メディア三部作)

日本新報の新聞記者・南康祐は、会社にとって不利益な情報を握る危険人物であるとみなされ、編集局から社長室へと異動させられる。
その頃、新聞社に未来はないと判断し、外資系IT企業・AMCへの「身売り」工作を始めていた社長の小寺が急死する。
九州に左遷されていた新里が急遽社長に就任することとなり、売却交渉を引き継ぐが、労働組合から会社OBまで、多方面から徹底的な反発を受ける。
危機に瀕した大手新聞社が行き着いた結末とは――。
外資系企業との買収劇や社内抗争を通して、メディアの存在意義を問う。
『警察回りの夏』『蛮政の秋』に続く、「メディア三部作」完結編!




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