「本書は、わたし自身の過ぎてきた青春への郷愁であり、後悔であり、反省でもある。<br />いいかえるとわたしがかつて恋し、愛し、同時に思い悩み、迷ってきた軌跡である」札幌に生まれ、医学への道を歩んできた著者、やがて作家をこころざし上京する。<br />その時々に出会った人、思いの残る地、そして恋。<br />作品の舞台となった地への再訪の旅も含め、真摯に率直に心の内を綴る。<br />