「フラメンコ」とはある種の生き方を意味する言葉なのだ……。<br />フラメンコ(本来は踊りではなく唄のことを指す)に魅せられ、自らも唄い手になってしまった画家が、南部スペイン・アンダルシアの魅力をあますところなく描く。<br />ヒターノたちとの友情、音楽への愛。<br />スペイン在住二十年の著者ならではの深い洞察がにじむ、絶妙な語り口の傑作エッセイ。<br />