『怪談』で知られる小泉八雲こと、ラフカディオ・ハーン。<br />親の愛を知らずに育ち、イギリスから単身、アメリカに渡った彼は、極貧生活の果て、原稿料を稼ぎにルポライターとして来日した。<br />時は明治、鉄道の時代。<br />横浜から始まり、日本各所で暮らし、やがて帰化――そんな彼を日本に惹きつけたものは何だったのか? 「へるん先生」と親しまれた男の軌跡を辿る中で見えてくる、‘日本魂’を再発見!