【第24回紫式部文学賞受賞作】「元始女性は太陽であった。<br />」という平塚らいてうの創刊の辞が有名な、女性による女性のための雑誌『青鞜』。<br />その創刊から休刊までを「雑誌編集」という独自の観点から描く。<br />掲載作品から広告、デザインまでを紹介しつつ、雑誌刊行の高揚感や苦労をしのぶ。<br />らいてう、伊藤野枝、尾竹紅吉、保持研ら刊行に携わった女性たちの等身大の姿を浮き彫りにする傑作評伝。<br />