櫓太鼓がきこえる
17歳の篤は高校を中退し、親との関係が悪化する中、先の見えない毎日を過ごしていたが、相撲ファンの叔父の勧めで相撲部屋に呼出見習いとして入門することに。
関取はいないし弟子も少ない弱小の朝霧部屋で力士たちと暮らし、稽古と本場所を繰り返す日々が始まる。
兄弟子力士たちの焦りや葛藤を間近に感じながら、「呼出」という仕事に就いた自分の在り方を見つめ直していく。
知られざる角界の裏方「呼出」に光を当てる、新しい相撲小説! 第33回小説すばる新人賞受賞作。
更新中です。しばらくお待ちください。