「家は存続させねばならぬ」と信じていた、明治生まれの祖父母。<br />一方その孫で未入籍のパートナーと暮らす著者は、外形的には独身子ナシ。<br />両親と実兄を見送り、酒井家は「家族終了」。<br />だからこそ見えてきたのは、日本の家族の諸問題。<br />上昇し続ける生涯未婚率に、事実婚、同性婚、シングル家庭、ステップファミリー、ルームシェアする疑似家族、毒親……。<br />多様化する家族観の変遷を辿りながら、過去から未来までを考察。<br />激変する日本の「家族」はどこへゆくのか?