医者の個人生活366日
お医者さんの一年ってこんなにタイヘン! 医者は毎日が修行である。
新年を自宅で迎えたことのほうが少なかった。
冷えたシャケ弁当を売店で買ってきて医局で一人、壁と話をしながら食べた。
学会では、数時間その会場に軟禁状態であった。
学生たちに老人医療の話をしたら、ポカンされた……。
時には医者であることに限界と疑問を感じながらも、多忙な生活に追われる「医者の一年」をユーモラスに描く、痛快エッセイです。
●米山公啓(よねやま・きみひろ)1952年山梨県生まれ。
作家、医学博士、神経内科医。
聖マリアンナ大学医学部卒業、聖マリアンナ医科大学第2内科助教授を1998年2月に退職。
本格的な著作活動を開始。
医学ミステリー、小説、エッセイ、医療実用書など、現在までに230冊以上を上梓。
現在もあきる野市の米山医院で診療を続けながら、年間10冊以上のペースで書き続けている。
テレビ・ラジオ番組の監修・出演をこなし、講演会も全国で行なっている。
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