医者の出張猶予14ヵ月
武者修行に旅立つ医者、その自覚と戸惑い 横北医大の医局から命じられて、日陰山際病院へ6ヵ月間の長期出張に赴く。
まだまだ医者の半熟卵の頃だ。
それから5年後、虎姫病院に8ヵ月間。
何人もの患者さんを受け持ったこともないし、自分ひとりで判断したことがない。
たとえば、大腸にバリウムを入れる注腸作業中に、大失敗。
とつぜん爆発して白い液体が散乱。
「汚ねえ」とも叫べず、「大丈夫ですよ?」と冷静に言うが…。
医者になってホヤホヤの頃、失敗と戸惑いの「出張病院時代」をユーモラスに描く痛快エッセイです。
●米山公啓(よねやま・きみひろ)1952年山梨県生まれ。
作家、医学博士、神経内科医。
聖マリアンナ大学医学部卒業、聖マリアンナ医科大学第2内科助教授を1998年2月に退職。
本格的な著作活動を開始。
医学ミステリー、小説、エッセイ、医療実用書など、現在までに230冊以上を上梓。
現在もあきる野市の米山医院で診療を続けながら、年間10冊以上のペースで書き続けている。
テレビ・ラジオ番組の監修・出演をこなし、講演会も全国で行なっている。
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