午前3時の医者ものがたり
不眠不休で奮闘する夜間の救急病院! 医者になって5ヵ月目。
深夜の当直医として、カルテをめくり一応見ているふりをするが、頭の中は真っ白。
なんせ自分で診断して処方を書くというのははじめてだった。
思わず叫びたかった。
「医者、呼んでください」と。
それに当直でつらいのは、寝ては起こされ、寝ては起こされで、だんだん眠りにつけなくなることである。
「夜間の外来診察」をユーモラスに描く痛快エッセイです。
●米山公啓(よねやま・きみひろ)1952年山梨県生まれ。
作家、医学博士、神経内科医。
聖マリアンナ大学医学部卒業、聖マリアンナ医科大学第2内科助教授を1998年2月に退職。
本格的な著作活動を開始。
医学ミステリー、小説、エッセイ、医療実用書など、現在までに230冊以上を上梓。
現在もあきる野市の米山医院で診療を続けながら、年間10冊以上のペースで書き続けている。
テレビ・ラジオ番組の監修・出演をこなし、講演会も全国で行なっている。
更新中です。しばらくお待ちください。