ホンダがグランプリレースに復帰(カムバック)する時
本田技術研究所の研究員である藤山勝男。
彼はホンダがF1に復帰するためのエンジン開発を担当していた。
シャーシ、エンジンともにホンダ製のF1マシンRA303は一応の完成を見るが、テストドライバーがいない。
社内ではかつてレース活動をしていたことを隠していた藤山だったが、旧友の薦めもあってドライバー復帰を決意する。
しかし、RA303は各レースで苦戦。
世界で主流の4バルブエンジンに比べると、搭載された3バルブエンジンではパワーに差がありすぎるのだ。
3バルブにこだわるホンダチーム、実はそこにはある秘密が隠されていた…。
レース小説の名作『ホンダがレースに復帰する時』が改題、加筆修正されてついに電子で復刊! 電子版あとがきを収録。
※本書は著者の意向により本文横書きで制作されています。
●高斎 正(こうさい・ただし)1938年、群馬県生まれ。
作家、自動車評論家。
日本SF作家クラブ第3代事務局長を務め、名誉会員に。
『ホンダがレースに復帰する時』『ミレミリアが復活する時』(いずれも徳間書店)、『パリ?ウィーン1902』(インターメディア出版)など、自動車レース小説を多く書く一方、ノンフィクションとして、ミドシップの歴史を追った『レーシングカー・技術の実験室』(講談社)や『モータースポーツ・ミセラニー』(朝日ソノラマ)などの著作もある。
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