アトランタの案山子、アラバマのワニ
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アメリカン・フォークアートを巡る旅 ニューヨークで暮らしていたとき、五番街にあるスクリブナーという書店で一冊の本と出会った。
掲載されている絵は、ほとんどが無名の人の作品で、わかりやすく一口で言ってしまえば、子供が描いたような絵だった。
デッサンだの、遠近法だのはほとんどでたらめだが、でも、そこには自分なりにこういうふうに描きたいんだという気持ちがこもっている。
常々、絵の魅力はそういうものではないかとおもっていたので、彼らの絵に感動した。
(「プロローグ」より) イラストレーター安西水丸が少なからず影響を受けたアメリカン・フォークアーティストたち。
彼らとその作品の数々を巡るアメリカ南部へのアート紀行。
アメリカの神々……ハワード・フィンスターネヴァダの夕焼け……プリス・バトラーアトランタの案山子……R・A・ミラーキルティングの巨人……クリス・クラークサンタクロースはやるせない……モーズ・Tアラバマのママ……アニー・T鉄のロックンローラー……チャーリー・ルーカスアラバマのワニ……ジミー・リー・サダス●安西水丸(あんざい・みずまる)1942年、東京都生まれ。
日本大学芸術学部美術学科卒業。
電通、ADAC(ニューヨークのデザインスタジオ)、平凡社でアートディレクターを務めた後、フリーのイラストレーターとなる。
広告、装幀、漫画、小説、エッセイ、絵本など、多方面で活躍。
朝日広告賞、毎日広告賞、日本グラフィック展年間作家優秀賞(1987年)、キネマ旬報読者賞(1988年)等を受賞。
著書に、『たびたびの旅』『アマリリス』『がたん ごとん がたん ごとん』『安西水丸 地球の細道』『ちいさな城下町』など多数。
TIS、JAGDA、日本文藝作家協会、日本ペンクラブ会員。
2014年3月逝去。
●小平尚典(こひら・なおのり)1954年、福岡県生まれ。
写真家、フォトジャーナリスト。
日本大学芸術学部写真学科卒業。
欧州を放浪後、エディトリアルカメラマンとして数多くの雑誌で活動。
1980年、新潮社「FOCUS」誌専属カメラマンとして創刊に参加。
1987年、米国ロサンゼルスに移住。
2009年に帰国後はメディアプロデューサーとしても活躍。
安西水丸氏との共著『彼はメンフィスで生まれた』『神が創った楽園タヒチ ゴーギャンを辿って』のほか、『おやさと写心帖』『4/524 日航123便御巣鷹山墜落事故写真集』など著書多数。
公益社団法人日本写真家協会会員。
早稲田大学理工学部非常勤講師。
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