明治四十一年創業の帝国鉱業は、我が国を代表する金石両輪の素材会社として日本の近代化を支えてきた。<br />しかし、過去の業績にあぐらをかいて変幻する世界的経済に翻弄され、行く手を見失い、帝国鉱業に暗雲が立ちこめた。<br />企業の危機を救うため、一人の男が、その時、立ちあがった。<br />