用地屋は一日にしてならず天下り先の職場に不満をかかえる白井勇次は、かつて「東京外郭環状道路建設」という国家プロジェクトのもと、用地取得のため奔走した過去を回想していた。<br />用地買収を可能にするためには地元住民に道路計画を受け入れてもらう必要がある。<br />住民たちの悲喜交々と向き合いながら、白井は「公務員」としてどう生きるかを模索していく…