「首都圏から延びる6つの高速道路を結ぶ環状道路建設」という国家的プロジェクトの末端で用地取得を行う公務員、奥野。<br />彼は道路建設予定地に立つ産廃業者セリヤの土地補償業務に取り組むことになったが……。<br />警察、国土交通省、それぞれの正義が交錯した果てに、真実はねじ曲げられていく。<br />税金ビジネスの闇を暴く社会派小説!