うたのしくみ 増補完全版
「こんな驚きの音楽評論は読んだことがない!」と各方面で大きな話題となった名著「うたのしくみ」に、原稿用紙約350枚もの大量のテキストを追加した「うたのしくみ 増補完全版」が登場。
ブラジルのサンバが持つ高揚感の秘密から、ユーミンの歌唱法の特異性、きき手を裏切るaikoの歌詞の魅力、19世紀のシート・ミュージック(楽譜)に、ブルースのはじまり、ロックンロールの誕生、そしてデュエット等における複数の声がもたらす歌の魅力……。
今まで何気なく聴いていた歌、様々な解説で語りつくされたはずのあの名曲、あるいは知らなかったあの曲。
それらがまったく新鮮な驚きをもってきこえてくる、目からウロコの音楽論考です。
そもそも音楽の魅力をどんなふうに言葉で解説するのか?この実は困難なテーマに対して著者は、音楽理論を掘り下げる/きき手の印象や感情を語る、そういったあるひとつの側面を見ることとは異なるやり方で「なぜ私たちはこの歌に惹かれるのか?」を、丁寧に、そしてとんでもない方向へも飛躍しつつ展開していきます。
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