可動域を広げよ
長い人生何をして過ごしますか?日がな一日家でごろごろするか、次々とやりたいことが見つかるかは、あなたの心掛け次第。
好きなものを書き出してみる。
得意分野をじわり広げる。
偶然の出会いを見逃さない--。
痛(いた)気持ちいいを楽しむ、人生100年時代の生き方・学び方。
○人生100年時代と言うけれど、増えた可処分時間をどう過ごすかで明暗がわかれてしまう。
日がなテレビとごろ寝で過ごすか、次々とやりたいことが生まれ、挑戦をし続けられるかは、ひとえにその人がどこまで柔軟でいられるかに関わってくる。
本書は「可動域」をキーワードに、人生100年時代の生き方、学び方を伝授するもの。
○人というのは放っておくと心身とも固くなっていく。
赤ちゃんは基本的に柔らかく、可動域も広い。
そして何にでも興味を示す。
それが、だんだん年齢を重ね、青年期を経て、人生半ばをすぎると、身体とともにいろいろなものが固くなる。
交際範囲は狭まり、行動パターンや発想も型どおりになり、最終的に死を迎える。
○赤ちゃんや青年時代のような、柔軟な心と行動を取り戻すには、まず身体から動かしていくのがいい。
息を吐いて身体を緩ませる。
「痛気持ちいい」ぐらいまで関節を広げてその実感を味わう。
○身体のウオーミングアップをしたところで、可動域を広げるには二つの方法がある。
一つは自分の得意領域から始め、少しずつ広げる、偶然を逃さず「離島」に飛び移って、新しいことに挑戦する、である。
○さらに、可動域が広がる読書術や、病気やケガ、異動や失職などの逆境を、可動域を広げるチャンスにする法、可動域を加速度的に広げることに成功した達人たちの事例も紹介。
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