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大獄 西郷青嵐賦

二〇一八年大河ドラマの主人公・西郷隆盛の評伝「この国の運命を切り開くのだ」。
西郷隆盛は、薩摩藩主・島津斉彬の命を受け、東奔西走する。
島津斉彬は、尊王攘夷派の総本山である水戸藩主の実子・一橋慶喜を将軍に擁立して、国難に備えようとした。
一方、井伊直弼らは紀州藩主・徳川慶福を推して対抗する。
条約勅許問題が浮上、幕府と朝廷の対立が激化するなか、井伊は尊王攘夷派への過酷な弾圧(安政の大獄)を始める。
斉彬は志半ばで死去し、西郷は生きる望みを失う……。
維新前夜の西郷隆盛、荒波へ。
時代小説の名手による西郷伝第一弾。




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