十四年間をともに過ごした愛犬、ジャーマン・シェパードのタケ。<br />最後の数年、その一挙手一投足に、死は、生は、と考えた。<br />浮かび上がってくるのは、遠距離介護を続けた父の姿――。<br />パピヨンのルイ、ニコにも囲まれた生活の中で、詩人は思索を深める。<br />これは、いのちのものがたり。<br />